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税理士コラム

9月半ばに入り…

9月も半ばに入り、秋らしい季節になりました。シルバーウィークはいかがでしたか?
秋の連休も5月の連休と同じように、季節的にもすごしやすく、どこの地域もETC割引のおかげで賑わったようです。

今月、16日より鳩山新政権が発足しました。政権交代を訴えた民主党は、5つの主な政策各論をうちだしました。
奪官僚政治主導、子育て支援の強化、年金問題の取り組み、地域主権、そして求職者支援をうたった雇用問題。
早速、八ツ場ダムの工事中止、温室効果ガスを25%削減する、高速道路の無料化を九州や東北の一部で始める見込みのようで、いろいろと動き出しています。特に温室効果ガス削減については、各家庭の負担が増すということで、すでに批判の声が上がっています。
まずは、経済をよくしてもらいたいというのがありますが、とにかく新政権に期待をこめます!!

さて今回は、日本政策金融公庫よりいいお話が聞けたので、それをみなさんにお話したいと思います。

日本政策金融公庫が今、押しているセーフーティーネット貸付について、以前にも取り上げたのですが、詳しくお話したいと思います。
セーフーティーネット貸付は以前の政権時にはじまったもので、以下の二つの条件を満たせば、普通貸付よりも安い、1.8%の利率で借りることができます。それは、雇用の維持または拡大を図る場合や最近の売上または利益率が減少(3%以上)している場合です。
日本政策金融公庫は、保証料制度を利用しませんので、第三者保証人が必要となります。
第三者保証人等を不要とする場合は0.35%上乗せされます。(普通貸付の場合は、0.65%の上乗せになります。)
また、以前に日本政策金融公庫から借りた残高が残っている場合、借入の一本化ができますので、資金繰りの緩和にもつながります。(以前のものは金利3%が多いようです。)

これは政権が変わってしまったので、突然おわってしまう可能性がありますので、お考えされている方は早めにご相談されたほうが いいかと思われます。

他にも女性や若者もしくはシニアの方で起業を考えられている方、IT資金にと考えられている方、飲食業、サービス業で店などが古くなったので、新規改装をと考えられている方にも特別貸付があります。特に、設備投資での貸付の場合は、利率が安いということです。

申し込み時に直近の試算表等が必要になりますので、早めの行動がいいのではないかと思います。個人の方は、最近2年分の確定申告書、決算書が必要になります。また、設備投資で貸付を受ける方は、設備等の見積書が必要になります。

この不況時に賢い資金繰りを考えて、この状況を乗り切っていきましょうね。