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税理士コラム

厚労省の対策は・・・。

新型インフルエンザの国内感染が拡大している状況で、「ワクチンの生産は早くても7月中旬頃になる予定!」というニュースを聞き、何とかこの秋冬の流行時期までに間に合ってくれれば・・・・と思いますが、ワクチンの製造量には限界があり、季節性インフルエンザワクチンとのバランスが難しいようです。
あの大がかりな水際作戦が、国民感情をあおり、感染者を蔑視する結果になったのであれば、とても悲しく、そしてムダな時間とおカネの浪費だったと言わざるを得ません。
この教訓を生かし、厚生労働省をはじめ関連機関は、強毒性新型インフルエンザ発生時に備えて欲しいものです。
われわれ一般庶民も、冷静に情報は見極めたいと思います。

厚生労働省と言えば、先般、平成20年12月1日以降創業者に対する助成金を拡充した『地域再生中小企業創業助成金』を緊急雇用対策により創設しました。
昨今の冷え込んだ経済状況に更なる追い討ちをかけるような現状に立ち向かい、新たな創業をお考えの方は、是非、ご利用を検討されてみてはいかがでしょう。
下記、内容をご参照ください。

【助成金概要】
1. 趣旨
雇用情勢が厳しい地域(※21道県)において、地域の重点分野において雇入れを伴う創業を行う中小企業事業主に対する支援。

※21道県(第一種地域)北海道、青森県、秋田県、高知県、長崎県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、
(第二種地域)岩手県、宮城県、山形県、福島県、奈良県、和歌山県、鳥取県、愛媛県、
福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、島根県
2. 受給要件
①中小企業者の要件を満たす事業主であること。
②雇用保険の適用事業主であること。
③創業日から起算して6カ月以内に、地域再生分野に係る事業計画の認定申請を行っていること。
④地域再生分野に該当する事業を行っていること。
※地域再生分野(福岡県の場合)  「情報サービス」「その他教育、学習支援分野」「社会保険・
社会福祉・介護事業」「食料品製造業」「金属製品製造業」「洗濯・理容・美容・浴場業」
⑤支給申請日に創業・雇入支援労働者を1人以上現に雇用していること。
3. 助成内容
① 第一種地域(特に雇用改善の動きが弱い地域である8道県)
〔創業支援金〕
創業経費(法人等の設立費用、設備運営経費等)の合計額の2分の1
(雇入れ5人未満で上限600万円、5人以上で1,000万円
〔雇入奨励金〕
雇入れ労働者1人当たり60万円(100人分限度)

② 第二種地域(福岡県を含む、雇用改善の動きが弱い地域である13県)
〔創業支援金〕
創業経費(法人等の設立費用、設備運営経費等)の合計額の3分の1
(雇入れ5人未満で上限300万円、5人以上で500万円
〔雇入奨励金〕
雇入れ労働者1人当たり30万円(100人分限度)

③ UIターン創業者(当該21道県へUIターン創業する事業者で、移動前住所が1都2府5県
(埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、兵庫県)であること。
〔創業支援金〕
創業経費(法人等の設立費用、設備運営経費等)の合計額の2分の1
(雇入れ5人未満で上限600万円、5人以上で1,000万円
〔雇入奨励金〕
雇入れ労働者1人当たり30万円(UIターン先が第一種8道県は60万円
(100人分限度)

~詳細につきましては、該当21道県の労働局職業対策課にお問い合わせください。~