最近、テレビ等で｢ｉＤｅＣｏ（イデコ）｣と言う言葉を良く耳にするようになりました。
この｢ｉＤｅＣｏ｣ですが、個人型確定拠出年金の事を言い、任意で加入出来る付加的な年金
制度です。個人の方が月々、掛金を拠出（積立）して、金融商品を運用し、60歳以降に年金、
又は一時金として受け取るものです。
この個人型確定拠出年金のメリットは
①拠出する掛金は、所得税の｢全額所得控除｣となります。
月額5,000円から掛ける事が出来て、上限は加入者の加入年金によって異なります。
②運用している際の｢運用益」についても、非課税となります。
運用で良く使われている「ＮＩＳＡ」は、非課税期間は5年間ですが、「ｉＤｅＣｏ」
の場合は、運用期間中は全て非課税となります。
③受け取る際には、年金で受取る場合には「公的年金等控除」、一時金で受取る場合には
「退職所得控除」が適用出来ます。
一方で、個人型確定拠出年金にもデメリットがあります。
①60歳までは、解約出来ない。
あくまで年金制度の一部ですので、途中解約等が出来ません。
②手数料がかかる。
加入時の手数料や、毎月の口座管理手数料がかかります。
③年金額が確定しない。
運用を自分で行う事になる為、運用が不調の場合は受け取れる年金が目減り（元本割）
してしまう事があります。
加入を検討する際には、金融機関の営業等に惑わされずに、金融商品の内容を自分で
しっかり確認し、メリット・デメリットを把握しましょう。